2017年05月

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鰓《えら》らしきもののある、明るい灰色をした、胴の太くて短い球根状の首の上には、黄色がかった五つの突起をもつ海星《ひとで》状の明Neo skin lab 呃錢らかな頭部があって、種々鮮やかな色をした三インチの硬い繊毛《せんもう》に覆われている。
 
頭部は厚くて脹《ふく》れあがっており、先端から先端までおよそ二フィートあって、それぞれの先端から三インチの黄色がかった柔軟な管がつきだしている。頂部のちょうど中央部にある裂目はおそらく呼吸用の口だろう。それぞれの管の先には球状に発育したものがあり、黄色がかった膜を巻きあげると、ガラス質の赤い虹彩のある球体、すなわち眼があらわれる。
 
やや長い五本の赤みがかった管が、海星状の頭部の内側の角からはじまって、同色の嚢《ふくろ》状のふくらみで終わっており、このふくらみを押すと、最大直径二インチで、白く鋭い歯に似た突起物のならぶ鈴の形をした孔が開く――おそらく口だろう。こうした管、繊毛、海星状の頭部の先端はすべて、しっかりと折りたたまれていた。管と先端は太く短い首と胴にである。きわめて強靭であるにもかかわらず、柔軟性は驚くほどだ。
 
胴の底部には、頭部に備わるものとおおむね似ているが、機能の異なったものが存在する。球根状の明るい灰色をした、鰓らしきもののない、ものに、角が五つある海星状のものが備わっているのだ。
 
強靭で筋肉質の腕は長さが四フィートあり、基部の直径は七インチあるが、先端はおよそ三インチ半と、先細りになっている。それぞれの先端には、五本の筋の入った緑がかった三角形の膜状組織が備わっていて、長さが八インチ、幅は最も広いところで六インチある。これこそが、十億年まえから五千万ないし六千万年まえに岩に跡をのこした、櫂《かい》足か鰭《ひれ》足か擬足《ぎそく》なのだ。
 
海星状のものの内側の角から、長さ二フィートの赤みがかった管が突出し、基部は直径三インチあるが、先細りになって先端は一インチしかない。先端には孔がある。こうした器官はすべて、このうえなく強靭で革のようだが、きわめて柔軟性に富んでいる。櫂状になった長さ四フィートの足は、海中か陸上か、何らかの移動のために用いられたものにちがいない。これらの足を動かすと、組織にはなはだしい筋肉の緊張が認められる。発見されたとき、これらの突起物は首に似たものと胴のNeo skin lab 退款端にぴったり折りたたまれ、頭部の突起物に対応していた。

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り、薬品の作用が妨げられたりしないように、浴室と実験室はそこまで温度はさげられなかった。隣室の住人が仕切りドアの隙間から吹きこむ冷reenex膠原自生がこういう調子なので、博士は当惑させられる、気味のわるい友人になってしまった。しかしわたしは治療してもらったことの感謝の念から、恩人をほうっておくわけにもいかず、博士の部屋に入るために買った分厚いアルスター外套に身をつつみ、毎日部屋の掃除《そうじ》をしたり、身のまわりの世話をしたりした。同様に買物の大半もひきうけたが、博士が売薬業者や製薬会社に注文する薬品のいくつかには困惑させられた。
 日を追うにつれて、説明しがたいつのりゆく恐怖の雰囲気が、博士の部屋をつつみはじめたようだった。先にもいったように、下宿全体に黴臭《かびくさ》さがあったが、博士の部屋の臭はさらにひどく、香辛料や香の臭、博士がひとりきりでひっきりなしにつかる水風呂の刺激的な薬品の臭にもかかわらず、わたしはどうやらその悪臭が博士の病と関係があるにちがいないとにらみ、それがどんな病かと考えるたびにぞくっと身震いした。下宿のおかみのエレーロ夫人は、博士を見るなり十字を切り、博士のことはすっかりわたしにまかせて、息子のエステバンを使い走りにやることさえやめてしまった。わたしがほかの医者に診《み》てもらったらどうかと提案すると、病人は感情をたかぶらせることもいとわず激昂するのだった。博士は激しい感情が肉体におよぼす影響をひどく恐れていたが、それでも意志と精神力は衰えるどころか強くなるばかりで、じっとおとなしく床につくことを拒絶しつづけた。最初のころは気だるさばかりが目立ったが、やがて甦り、博士は仇敵の死霊に捕えられるときでさえ、それに敢然と立ち向かっていくかのように思われた。それまでは形式ばって、奇妙にも食事をするふりだけはしていたが、それすらもふっつりとやめてしまった。完全な破局におちいるのを喰いとめているのは、精神力だけといったありさまだった。
 博士は何やら長い手紙を何通も認《したた》める習慣をもちはじめ、入念に封をして、表書きのしてある人物に、死後送るようわたしに指示をした――大半は東インドの人間に宛られたものだったが、一般にはもう死んだと思われているものの、なおも信じがたい噂が囁かれている、かつて有名だったフランス人の医師に宛られたものもあった。わたしは博士が死んだとき、こうした手紙を送りも開封もしないまま、すべて焼き捨てた。博士の容貌と声は恐ろしくてたまらないものになってしまい、そばにいるのも耐えられないほどだった。九月のある日、卓上ランプの修理に来たdermes 脫毛價錢男が、はしなくも博士の姿を一瞥《いちべつ》して癲癇《てんかん》の発作をおこしてしまった。博士は姿を見せないようにして、癲癇を効果的になおしてやった。この男は大戦でさまざまな恐ろしい目にあってきたが、これほど恐ろしい思いをしたのははじめてだといった

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